【定 義】 物体の代表寸法が変わると,これに作用する各種影響や物体そのものの特性が変わること。
【解 説】 物体の体積は寸法の3乗に比例し、表面積はその2乗に比例する。 すなわち、寸法が小さくなると表面力の影響が体積力のそれよりも大きくなる。 例えば、微小物体の運動では、慣性力よりも静電力及び粘性力が支配的になる。 物体の寸法が小さくなると、材料の性質もその微小構造や表面の影響を強くうけるようになり、バルクのそれと異なることがある。 ミクロな世界の摩擦特性もマクロな世界とは異なる。 マイクロマシンの設計においては、これらの影響を十分に考慮する必要がある。(JIS/2016)
【参考資料】 (2)
【関連用語】 マイクロ理工学、 マイクロダイナミクス、 マイクロ流体工学、 微小伝達機構、 形状記憶合金