【定 義】 体内に挿入し、測定や簡単な治療に用いる外径が数ミリメートル以下の柔軟性のある管。
【解 説】 血圧や血流量などの測定に用いたり、体液や血液の採取や排泄および薬液の注入に用いる。 そのためにはまずカテーテルの体外にある部分を操作して、体内にあるカテーテル先端部を、複雑に屈曲した部分を通過させて目的の場所に到達させる必要がある。 この操作が容易となるようカテーテルは適度の柔軟性と剛性を持つことが要求されるため、高分子で製作される。 さらにカテーテル先端部を随意に動かすことを目的とした能動型のものも開発されている。 カテーテルの先端部にバルーンやカッターなどを取り付けて、狭くなった血管の内径を拡張する手術等にも用いられている。 この手術法は通常の外科手術に比較し、患者への負担が少ないことから、適用範囲が広がっている。
【参考資料】 (1)