【定 義】 遺伝子、細胞、微小部品、微小工具などの微細な対象物を操作することを目的とした機構。
【解 説】 駆動方式としては、純機械式タイプ、空気圧駆動タイプ、油圧(水圧)駆動タイプ、電磁力駆動タイプ、電動モータ駆動タイプ、圧電駆動タイプがある。細胞操作用マイクロマニピュレータは、一般に微動用と粗動用とで別々の駆動方式を用い、これらを組み合わせた構成となっている。 制御方式としては、顕微鏡やカメラなどから得られる視覚情報を用いて、マニュアル操作で、その微小位置の制御を行っているのが主流である。 将来、微小対象物を組み立てる微細力作業や、マイクロテレオペレーションシステムを実現する際には、力制御機構を有するマイクロマニピュレータの開発が望まれる。
【参考資料】 (1)(2)(4)(5)(6)
【関連用語】 マイクロマニピュレーション