【定 義】 半導体をレーザ媒質として用いるレーザ。
【解 説】 P型とN型半導体を接合したダイオードに順方向に電圧を加えると、価電子帯と伝導体の間にキャリアの反転分布が生じ、電子と正孔が結合する際に時間的、空間的に位相のそろった光を放出する。 ガリウム、砒素などが素材に用いられる。半導体レーザは小型、高効率のレーザであり、安定な単一波を発振する特徴をもつため、光通信、マイクロ光スキャナやマイクロ光エンコーダなどの光源として用いられている。 また半導体レーザはマイクロマシンへの光による非接触エネルギー供給のエネルギー源としても用いられている。 マイクロマシンニングにより、光学部品と微小機構部品の集積化が進んでいる。
【参考資料】 (49)(50)
【関連用語】 マイクロメカノオプティクス