Ⅰ 国内外トピックス
1 新聞記事
10月11日 日経産業新聞
超小型電子部品を拡充:5種、2006年めど量産;松下電工が微細加工技術活用
松下電工はMEMSと呼ぶ微細加工技術を使った超小型電子部品部事業を強化する。携帯電話や家電製品用として新しく5種類の製品のサンプル出荷を来年初頭から順次始め、2006年をメドに量産を開始する。2006年度の超小型電子部品事業の売り上げを、03年度実績のほぼ3倍にあたる百億円に増やす。来年初頭にサンプル出荷するのは、2種類のメカニカルリレーと3種類の加速度センサー。従来製品より大幅に小型化し、自動車の電子化を進める自動車メーカーや情報技術(IT)関連企業の要望に答える。
10月13日 日経産業新聞
患者発熱検地し薬投与:医療用チップ ゲル収縮、回路を開閉;東大
東京大学の吉田亮・助教授らは患者の皮膚に張り付けておき、体温の上昇を自動的に検地して薬物を打ち込む医療用チップを開発した。解熱剤やリュウマチ治療薬などをあらかじめチップに入れておけば、発熱したときだけ薬を投与でき、適切な投薬管理ができる。原理的には血糖値や血液成分の変化も検出可能で、当薬用に幅広く応用できる可能性がある。思索したチップは一辺が1cmで、内部には薬を収める小型タンクと、薬や血液が流れる幅0.5ミリの微小な回路があり、細い針を通じて患者の体内に薬を打ち込んだり、血液を採取したりできる。研究チームはある種のゼリー状物質(ゲル)が温度変化に応じて体積を変える性質を利用して回路を開閉する仕組みを考案した。
10月22日 日本経済新聞、日経産業新聞、電波新聞
液体混合、早く均一に:飲料・化粧品用の小型装置;日立
日立製作所は21日、混ざりにくい液体同士でも素早く均一に混合できる小型装置を開発したと発表した。分子レベルで高精度に混ぜられるのが特徴。薬の研究などに使えるほか、飲料や化粧品を店頭でブレンドして提供するのにも利用できるという。MEMS向けの微細加工技術を活用し、液体を流す微細な通路などを作った。こうした狭いところでは、大きな容器を使うより早く液体を均一に混合できる。装置は1分間で最大100ミリリットルの混合液が作れる。扱える液体は最大6種類。装置は12月から販売する。
10月26日 日経産業新聞
微小電子機械 設計サービスを開始:センサー向けに;大日本印刷
大日本印刷は25日MEMSの設計受託サービスを始めたと発表した。センサーなどでMEMSの需要が増加していることに対応、従来の施策サービスに加えて設計も受注できる体制を整える。2005年度にはMEMSの設計受託で1億円の売り上げを目指す。大日本印刷は2001年8月から研究開発センターでMEMSの試作を請け負うサービスを展開しており、累計で約200件の受注がある。
10月28日 日経産業新聞
細胞のべん毛 立体構造を解明:微小機械開発に応用;阪大など
大阪大学生命機能研究科の難波啓一教授、米ブランダイズ大学などの共同チームは、最近が「べん毛」と呼ぶ糸状の運動機関をスクリューのように高速回転させるために必要な部分の立体構造を解明した。ナノメートルサイズの微小機械を開発する手がかりになる。成果は英科学誌ネイチャーに28日掲載される。今回、細胞本体の内部にあるモーターの役目をする部分とべん毛をつなぐ「フック」になる部分の構造をエックス線や電子顕微鏡で解析した。
11月5日 日経産業新聞
2ミリ以下のがん発見:内視鏡システム開発へ;オリンパス
オリンパスは4日、大きさ2ミリ以下のがんでも発見、診断できる内視鏡システムの開発に着手したと発表した。ナノテクノロジーを活用してがん組織を早期に見つけ出す光フィルターなどの要素技術を2007年度中に確立し、2008年末までに超早期のがんを発見診断するシステムとして薬事承認申請したい考え。2ミリ大のがん組織をあぶり出す「蛍光プローブ」の探索や、その蛍光を精度よくとらえる「分光イメージング装置」を組み込んだ内視鏡システムなどの開発を進める。
Ⅱ マイクロマシンセンターの動き
1 第2回マイクロ・ナノシステムデバイスに関する委員会の開催
平成16年度第2回マイクロ・ナノシステムデバイスに係る加工組立・計測評価・ハンドリング技術に関する調査研究委員会(委員長:東京大学 下山勲教授)が10月12日(火)に開催されました。第1回に引き続き、国内のマイクロ・ナノ技術領域で活躍する企業や、大学の研究者のニーズやシーズをさらに深堀りするとともに、提案すべき次世代プロジェクトを戦略的に作り上げるべく小委員会(委員長:東京大学 下山勲教授)を設置することを決定しました。
さっそく10月28日(木)に初回の小委員会を開催し、コンセプトや取組むべき技術分野の作りこみを精力的に実施中です。
2 第2回調査研究事業委員会の開催
平成16年度第2回調査研究事業委員会(委員長:東京大学 藤田博之教授)が10月19日(火)に開催されました。
今回は、本年度すでに着手している「次世代プロジェクト関連事業(次世代プロジェクト懇談会とマイクロ・ナノシステムデバイスに係る加工組立・計測評価・ハンドリング技術に関する調査研究事業)」、「国内外技術調査事業」、「MEMSの信頼性評価技術に関する調査研究事業」についての本年度上期の進捗状況報告が行われました。特に、次世代プロジェクトについては、プロジェクト・コンセプトと調査研究の進め方について多くの意見がありました。
3 第2回国際交流事業委員会の開催
平成16年度第2回国際交流事業委員会を10月20日(水)に開催されました。第10回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウムの開催が間近に迫っており、また、第11回マイクロマシンサミットが来年5月米国ダラスで開催されることが決定されていることから、今回はシンポジウムとサミットのこれまでの経緯と今後についてフリーに討議をした。
シンポジウムは10年プロジェクト終了後、参加者が減少しており、国際シンポジウムと云うものの海外から参加者は開催毎に減少の傾向になっています。テーマが良ければ参加者が増え、ここでしか聞けない内容の充実を図り、海外からの参加者は1日だけのシンポジウムでは参加し辛いため、複数のイベントも盛込む等の工夫が必要ではないか。また、サミットでもメンバー企業の参加が少なくなっています。ビジネスの場が提供できるフィージビリティが必要であり、さらに参加者全員に発表の機会が与えられるなど企業から参画しやすくする工夫が必要である等々の意見が出されました。
シンポジウムの一般参加者(招待者を除く有料参加者)
国内 海外 合計
第7回(平成13年) 257 7 264(開催2日間の合計)
第8回(平成14年) 209 17 226(1日に短縮)
第9回(平成15年) 209 8 217
サミットへの参加企業数
第6回(平成12年、広島) 14社(国内開催のため多数参加)
第7回(平成13年、ドイツ) 3社
第8回(平成14年、オランダ) 2社
第9回(平成15年、中国) 中止
第10回(平成16年、フランス) 2社
4 第31回標準化事業委員会の開催
第31回標準化事業委員会が平成16年10月28日(木)に開催されました。今回、大和田委員が参加されたIEC・TC47ソウル会議の出張報告を中心に、専門用語委員会、材料特性標準化委員会、薄膜材料の疲労試験関連委員会のそれぞれの進捗状況が報告されました。
IEC・TC47ソウル会議は10月13日から21日に開催され、アジアでは東京、北京に次いで韓国が3番目であり開催に向け力を入れていたようです。TC47/WG4会議には大和田氏のほか、イギリスのRoger
George(40年の経験のあるターミノロジの専門家)、Sekwang Park(韓国Kyungpook国立大、センサー専門家)、Sang-Geun
Lee(標準化の韓国政府機関に所属)、Jae Y. Park(LG電子→韓国Kwangwoon大助教授), Joon-ShikPark(韓国KETIでMEMS開発)が出席し、会議主査のイギリスのTurner氏が出席しなかったので大和田委員が主査を務めたました。会議では、MEMS専門用語集、薄膜引張試験法、引張試験用標準試験片、MEMS通則が議題として話合われました。
専門用語はIECのTC47ソウル会議にてCDV(Committee draft vote)が了承され、FDIS(Final draft international
stanndard)化が決まり、国際規格発行が近づいてきました。
引張試験法およびびその標準試験片はTC47ソウル会議にて審議した結果、CD(Committee draft)が了承され、CDVを提出する段階に至りました。
次回のIEC会議はドイツで開催される予定です。疲労試験については規格化への第一歩であるNP(New work item proposal)を提案する段階であり、推進委員会と実際に疲労試験を実施する大学、産総研からなる調査研究委員会の二本立てで国際規格提案を進めています。
5 第3回専門用語委員会の開催
第3回専門用語委員会が11月4日(木)に開催されました。専門用語はIECのTC47ソウル会議にてCDV(Committee draft vote)が了承され、FDIS(Final
draft international stanndard)化が決まり、国際規格発行が近づいてきました。用語並びの見直し及び既存規格の調査を行うことにより、来年3月中にFDISを提出する予定です。
6 第2回材料特性標準化委員会の開催
(財)日本規格協会の支援を得て、引張試験法とその標準試験片の国際標準化規格提案を目指す第2回材料特性標準化委員会が平成16年11月9日(火)に開催されました。平成15年に引張試験法とその標準試験片の2つの提案は投票によりCD
(Committee Draft)化が決まり、作成されたCDに対しドイツと米国からコメントが出されていました。10月に開催されたIECのTC47/WG4ソウル会議にて本委員会で決めたコメント対処方針に添って審議した結果、全て日本意見通りとなりCDV化が決定しました。
7 第2回疲労試験調査研究委員会
疲労試験の規格化を目指して、マイクロ・ナノ材料の疲労試験に関する標準化調査研究を企業を中心とした推進委員会と大学および産総研からなる調査研究委員会で構成され運営しています。
今回は第2回調査研究委員会が平成16年11月9日(火)に開催されました。会議では、実際に研究に携る東京工業大学、京都大学、名古屋大学、立命館大学、兵庫県立大学、産総研から各研究の進捗状況が報告されました。
8 第15回マイクロマシン展が開催される
第15回マイクロマシン展が、11月10日~12日の3日間、東京・北の丸公園の科学技術館において、第10回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウムと併催する形で開催され大盛況で終了いたしました。
今回のテーマは、「マイクロ・ナノ技術がひろげる無限のビジネスフィールド/超精密・微細加工、MEMS、ナノテク、バイオに関する国際展示会」としました。
出展者は、財団法人マイクロマシンセンターの賛助会員企業11社をはじめ、一般企業、大学及び独立行政法人等からの積極的な出展協力を得て、合計247の企業・団体・大学・研究機関が出展(352小間)をしました。海外からは、フランス国立科学研究センターと6企業が出品しました。この出展者および出展小間数の増加に伴い、マイクロマシン展の展示会場として初めて従来の一階の全ホールに加え、2階の一部も使用して開催しました。
また、今回は新たに海外から展示参加に4社を含む52の企業・団体があり、マイクロマシンおよびナノテクノロジーに関する多数の新技術・新製品が発表されました。
来場者は、第10回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウムを同時に開催したこともあって、様々な分野で活躍している第一線の研究者、技術者、管理者など幅広く、他分野での研究情報の集積や情報交換によって新たな技術の可能性の発見、あるいは技術開発上での様々な課題解決の糸口を得るための最適の場となり、3日間で8,213名に上る多数の来場者を得て盛況裡に終了しました。
○総入場者数及び出展者数の経過
今回 第15回(H16):8,213名 247企業・団体(352小間)
第14回(H15):8,793名 238企業・団体(323小間)
第13回(H14):8,424名 187企業・団体(253小間)
第12回(H13):7,460名 112企業・団体(164小間)
第11回(H12):5,485名 94企業・団体(136小間)
第10回(H11):3,608名 87企業・団体(133.5小間)
次回 第16回マイクロマシン展の開催予定
会期 : 2005年11月9日(水)~11月11日(金)
会場 : 科学技術館/東京・北の丸公園
9 第10回国際マイクロマシン・ナノシンポジウムが開催される
平成16年11月11日(木)科学技術館サイエンスホールにおいて「マイクロマシン技術と安心・安全な高度情報化社会」、「新しいMEMS・システム・テクノロジー」、「MEMS研究開発のための政策動向」をテーマとした第10回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウムが開催され、大盛況の中で無事終了しました。
シンポジウム一般参加者数はこれまでの中で最大の人数となりました。午前中には立ち席も余儀なくされるほどに満席となり、9時過ぎから18時までの長時間、会場は熱気に包まれ、マイクロマシンやMEMSの可能性の大きさとそれらへの期待の大きさが感じられました。参加者から「新しい流れが解り、産業化の方向が見えた」、「MEMS-ONEは意欲的な試みで大いに期待している」等の声も多く、さらにマスコミでも講演内容の一部が取り上げられるなどの反響もありました。
タイムリーな話題を提供して頂いた国内および海外の講演者の方々、プログラムを立案して頂いたプログラム委員会の方々の努力のおかげで今回のシンポジウムは大成功となりました。
○一般参加者数の経緯(招待者等を除く有料参加者数)
今回 第10回(平成16年) 265名
第9回(平成15年) 217名
第8回(平成14年) 226名
第7回(平成13年) 264名 (2日間開催、10年プロジェクト終了の年)
次回 第11回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウムの開催予定
会期 : 2005年11月10日(木)
会場 : 科学技術館/サイエンスホール
10 MEMS―ONE関係委員会の動き
(1)第1回開発センター業務委員会の開催
平成16年度第1回センター業務委員会が10月26日(火)に開催されました。
本委員会は、「MEMS用設計・解析支援システム開発プロジェクト(MEMS-ONEプロジェクト)」の推進に伴い設置致しました「MEMSシステム開発センター」の業務運営に係る重要事項の議決並びに当センターとプロジェクト参加企業間の連絡・ 調整を図ることを目的として設置されたもので、委員の構成は次の通りです。
委員長 阿出川俊一 三菱電機株式会社 開発本部開発業務部
委 員 大谷 泰昭 みずほ情報総研株式会社 科学技術研究部
前田 幸久 日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社 KC事業部
佐藤 和恭 株式会社日立製作所 機械研究所第二部
水田 千益 株式会社数理システム 科学技術部
渡辺 秀明 オムロン株式会社 技術本部先端デバイス研究所
太田 亮 オリンパス株式会社 研究開発センターMEMS開発本部
荒川 雅夫 松下電工株式会社 高度MEMS開発センター
今回は、第1回目として、MEMSシステム開発センターの位置づけと構成並びに業務内容等について再確認を行ったほか、センターの業務運営に係る必要経費の算定とその分担方法等についての協議を行い、概ね、全委員の合意を得ました。但し、参加企業別の分担額の決定については案件として持ち帰り、各社における調整の後、事務局宛回答することで 合意し、散会しました。
(2)第3回プロジェクト推進委員会の開催
第3回プロジェクト推進委員会(委員長:東京大学 藤田博之教授)が11月1日に東京国際フォーラムG402会議室において開催されました。今回は9月、10月の実績および11月の予定について、報告および質疑応答が行われました。報告は前回から使用しているプロジェクト全体が俯瞰できる報告シートに基づいて、また必要に応じ補足資料を用いて、各機能の 開発責任者の方から開発状況報告が、各委員長からは委員会の活動報告がなされました。その他、知的財産権委員会よ り、本プロジェクトにおける知的財産権規程の承認を目的とした説明が行われました。これらの報告により、各機能の設計 や各委員会の活動が活発に実施されていることが分かりました。次回の開催は、平成17年1月18日(火)に予定されてい ます。
①第2回普及活動検討委員会の開催
第2回普及活動検討委員会(委員長:みずほ情報総研 佐藤淳史氏)が10月26日(火)に開催されました。
今回の議題は、3ヵ年および平成16年度の活動スケジュール、普及活動に関するアンケート内容、「MEMS-ONE」商標登録に関してでした。今回は立命館大学の先生にも参加いただき、普及活動に関するご意見を得ることができました。また、 活動スケジュールでは活動項目や優先順位に関する意見を、アンケート内容に関しては有用な多くの意見を得ることがで きました。
「MEMS-ONE」商標登録については、登録を前提として検討して行くことになりました。
②第2回知的財産権委員会の開催
第2回知的財産権委員会(委員長:日本ユニシス 前田幸久氏)が10月26日(火)に第2回普及活動検討委員会に引き続いて開催されました。
今回の議題は、本プロジェクトにおける知的財産権規程と知的財産権規程確認書の最終確認および承認と、次回プロジェクト推進委員会における報告内容に関してでした。プロジェクトは順調に進行しつつあるため、早期に知的財産権や守秘義務に関する規程の策定が望まれることで合意しました。
知的財産権や守秘義務に関する規程の策定は、本委員会と事務局で行うことになっています。
③第3回知識DB/材料・プロセスDB合同委員会の開催
第3回知識DB委員会(委員長:京都大学 小寺秀俊教授)と第3回材料・プロセスDB委員会(委員長:産総研 前田龍太郎氏)の合同委員会が11月1日(月)に、東京国際フォーラムG402会議室において開催されました。
議事内容は、前回の宿題となった、データベースの概観および利用画面イメージ、材料・プロセスデータ項目のマップについて検討が行われました。データベースはMEMS-ONEの一つの特徴となっており、利用画面や操作に対する十分な検討が不可欠であるため、委員に対し多くの宿題が出されました。これらの共通した宿題を検討するため、次回も合同で行うこ とが決まりました。
④第5回ソフトウェア委員会の開催
第5回ソフトウェア委員会(委員長:オリンパス 三原孝士氏)が11月15日(月)に開催されました。今回は、第3回委員会 に引き続き、フレームワークソフト、プロセス逆問題解析ソフト、電磁波解析ソフトの機能仕様に関する検討が行われました。これらの機能仕様は、第3回委員会で得られたユーザからの要望と、その後の検討結果を反映した仕様となっています。
今回は、岡山大学、京都大学、新潟大学の先生方の参加もあり、白熱する議論が交わされたため、時間切れとなり、一部 次回に持ち越しとなりました。
次回も、フレームワークソフトと電磁波解析ソフトの機能仕様について検討する予定です。
Ⅲ 行政動向
1 我が国製造業の業況(平成16年10月、経済産業省製造産業局発表)
情報入手(<http://www.meti.go.jp/policy/manufacturing/index.html>)
Ⅳ 外部団体情報
1 第19回マイクロマシン連合運営協議会が開催される
第19回マイクロマシン連合運営協議会(代表幹事:佐藤一雄 名古屋大学大学院教授)が11月11日(木)に開催されました。マイクロマシン連合の今年度の活動報告、および今後の活動計画が討議されました。マイクロマシン連合の活性化に関し、産学連携を強化するために今年度からマイクロマシン展において、連合所属の各団体のマイクロマシン関連最新技術情報(各団体の活動状況PRを含む)を発表することに決定しており、11月12日(金)に開催されるプレゼンテーションのプログラムが紹介され、来年度も継続することが決定しました。次回のマイクロマシン連合運営協議会は、平成17年5月中旬に当センター会議室で開催する予定です。
2 [サイエンス・スクエア つくば]が開館
「サンエンス・スクエアつくば」では、独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)が行っている最先端の研究成果や社会への貢献などについて紹介しています。
展示では「近未来・体験」をコンセプトに、最先端の研究開発に関する情報端末や多くの体験コーナーを設けています。
問合せは
E-Mail:[email protected] <mailto:[email protected]>
http://www.aist.go.jp
Ⅴ イベント案内
1 当センター主催のイベント
・詳細は当センター調査研究部にお問い合わせ下さい。Tel : 03-5835-1870
(1)マイクロ・ナノ先端技術交流会「ナノバイオデバイスによるゲノム医療・創薬」
開 催 日:平成16年12月10日(金)15:00~17:00~18:30
講 師:名古屋大学大学院 工学研究科 化学・生物工学専攻
馬場 嘉信 教授
開催場所:(財)マイクロマシンセンター 会議室
参 加 費:1,000円/人
(2)第4回MEMS講習会
開 催 日:平成17年1月17日(火)13:00~17:50~19:00
開催場所:ぱ・る・るプラザ京都(JR京都駅前)
主 催:(財)マイクロマシンセンター ファンドリーサービス産業委員会
参 加 費:8,000円
2 その他のイベントのお知らせ
・詳細は当センター調査研究部にお問い合わせ下さい。Tel : 03-5835-1870
・番号上にNew の表示のあるイベントは、今回新規掲載分。
(1)SEMICON Japan 2004
開 催 日: 2004年12月01日(水) ~ 03日(金)
開催場所: 幕張メッセ(千葉,海浜幕張)
主 催: SEMI
情報入手: http://wps2a.semi.org/wps/portal/_pagr/127/_pa.127/418
(2)NNT'04 Conference: Nanoimprint and Nanoprint Technology
開 催 日:2004年12月01日(水) ~ 03日(金)
開催場所:Vienna, Austria
主 催:AMO GmbH
情報入手:http://www.nntconf.org/index.php
(3)MEMS2005 - 18th IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical
Systems
開 催 日: 2005年01月30日(日) ~ 02月03日(木)
開催場所:Florida, USA
主 催:IEEE
情報入手:http://mems2005.org/
New
(4)Sensor Expo Japan 2005 (センサ総合展2005)
開 催 日: 2005年04月06日(水) ~ 08日(金)
開催場所: 東京ビッグサイト
主 催: フジサンケイビジネスアイ
情報入手: http://www.business-i.jp/event/sensor/index2.htm
(5)HANNOVER MESSE ハノーバー・メッセ2005 『マイクロテクノロジー』
マイクロシステムズ及びナノ応用技術専門見本市
開 催 日:2005年04月11日(月) ~ 15日(金)
開催場所:Hannover Messe(ハノーバ国際見本市会場), Germany
主 催:Deutsche Messe AG
情報入手:http://www.hannovermesse.co.jp/
(6)DTIP 2005 (Symposium on Design, Test, Integration and Packaging of MEMS/MOEMS)
開 催 日:2005年06月01日(水) ~ 03日(金)
開催場所:Montreux, Switzerland
主 催:Tima, IEEE, etc.
情報入手:http://tima.imag.fr/conferences/Dtip/Dtip2005/
New
(7)JPCA SHOW 2005
開 催 日:2005年06月02日(木) ~ 04日(土)
開催場所:東京ビッグサイト
主 催:社団法人日本プリント回路工業会
情報入手:http://www.jpcashow.com/
(財)マイクロマシンセンター 後援
(8)Transducers’05 - the 13th International Conference on Solid-State Sensors,
Actuators and Microsystems
開 催 日:2005年06月05日(日) ~ 09日(木)
開催場所:Seoul, Korea
主 催:Korean Sensors Society
情報入手:http://www.transducers05.org
(9)ロボティクス・メカトロニクス講演会2005
開 催 日:2005年06月09日(木) ~ 11日(土)
開催場所:神戸国際展示場
主 催:(社)日本機会学会
情報入手:http://www.rescuesystem.org/robomec2005/
(財)マイクロマシンセンター 協賛
(10)第6回インテリジェント材料国際会議 The 6th International Conference on Intelligent Materials
and Systems (ICIM ’05)
開 催 日:2005年07月04日(月) ~ 06日(水)
開催場所:アルカディア市ヶ谷
主 催:(社)未踏科学技術協会 インテリジェント材料システムフォーラム
情報入手:http://www.sntt.or.jp/imf/ICIM'05/ICIM'05_Top.htm
(財)マイクロマシンセンター 協賛
New
(11)IEEE-NANO2005 (5th IEEE Conference on Nanotechnology)
(第5回IEEEナノテクノロジーに関する国際会議)
開 催 日:2005年07月11日(月) ~ 15日(金)
開催場所:Nagoya Congress Center
主 催:IEEE 他
情報入手:http://www.mein.nagoya-u.ac.jp/IEEE-NANO/
(財)マイクロマシンセンター 協賛
New
(12)第23回日本ロボット学会 学術講演会
開 催 日:2005年09月15日(木) ~ 17日(土)
開催場所:慶應義塾大学日吉キャンパス
主 催:(社)日本ロボット学会
情報入手:http://rsj2005.sd.keio.ac.jp/
(財)マイクロマシンセンター 後援
(13)メカトロテック・ジャパン2005
開 催 日:2005年10月19日(水) ~ 22日(土)
開催場所:ポートメッセ名古屋
主 催:名古屋国際見本市委員会
情報入手:
(財)マイクロマシンセンター 協賛
(14)2nd International Symposium on Nanomanufacturing
開 催 日:2005年11月03日(木) ~ 05日(土)
開催場所:Daejeon, Korea
主 催:Nano Research Institute, Korea Institute of Machinery & Materials,
BK 21 Institute of Mechanical Engineering
情報入手:http://isnm2004.kaist.ac.kr/
(15) SPIE International Symposium Smart Materials, Nano-, and Micro-Smart
Systems
開 催 日:2005年12月12日(月) ~ 15日(木)
開催場所:Sydney, Australia
主 催:SPIE
情報入手:http://spie.org/conferences/calls/04/au/
Ⅵ その他会員への情報
1 創立記念日のお知らせ
今年のマイクロマシンセンターの創立記念日は11月19日(金)となります。当日は休日とするため、事務所は留守になりますのでお知らせ致します。
2 MMCのパンフレット(改訂版)ができあがる
MMCパンフレットの一部改訂を行って来ましたが、この度完成しました。改訂版パンフレットはMEMS-ONEプロジェクトの概要等、最新の調査研究内容に更新するとともに、委員会構成及び賛助会員の追加・削除等を盛り込み改訂しました。改訂版パンフレットは近々、賛助会員企業に配布する予定です。なお、マイクロマシンの普及・啓発の目的に必要とされる場合には、センターまで必要部数をご請求下さい。
3 マイクロマシンセンター先端技術交流会開催のお知らせ
当センターでは、マイクロ・ナノ先端技術に関係している賛助会員企業の専門家を対象に、マイクロ・ナノ技術に関する各産業分野における先端技術への認識と理解を深め、マイクロ・ナノ技術の普及啓発と産学の技術交流を図ることを目的として、昨年度から先端技術交流会を実施しております。
そこで、第2回先端技術交流会を下記のとおり12月10日(金)に当センターで開催いたしますので、会員企業の先端技術に関連する方々の積極的ご参加をお願いいたします。
開催日時:平成16年12月10日(金)15:00~17:00~18:30
開催場所:(財)マイクロマシンセンター 会議室
講 師:名古屋大学大学院 工学研究科 化学・生物工学専攻
教授 馬場 嘉信 氏
講演題目:「ナノバイオデバイスによるゲノム医療・創薬」
開催案内先:MMC賛助会員企業
参加費:1,000円/人
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マイクロ・ナノ先端技術交流会プログラム
15:00~ 主催者挨拶
(財)マイクロマシンセンター 専務理事 青柳 桂一
15:10~ ご講演
「ナノバイオデバイスによるゲノム医療・創薬」
名古屋大学大学院 教授 馬場 嘉信 氏
17:00~18:30 技術相談及び交流
4 MEMS-ONEひろば開設のお知らせ
このたび当財団の普及活動の一環として、MEMS用設計・解析支援システムMEMS-ONE(MEMS-Open Network Engineering system of design tools)のユーザー向けページを開設いたしました。
URL:http://www.mmc.or.jp/research/mems-one/hiroba/
同時にMEMS-ONEの開発状況、リリース予定などの最新情報(MEMS-0NEニュース)が随時配信されるメーリングリスト(MEMS-ONEクラブ:[email protected])も開始しましたので、MEMS-ONEのシステム導入やプラグインソフトの提供に関心のある方は会員登録おすすめいたします。
MEMS-ONEクラブの参加方法
MEMS-ONEクラブに参加ご希望の方は
お名前
勤務先
役職
電話番号
メールアドレス
を入力の上、当財団[email protected]あてにメールして下さい。
当方で登録手続きをいたします。
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