MMC-MIF-BEANS Monthly

[No.2013-03] 2013年3月15日発行


ニ ュ ー ス 目 次  
    
  
ニ ュ ー ス 本 文


  MNOIC(マイクロナノ・オープンイノベーションセンター)の状況

 2011年の4月に開設したMNOICも、ほぼ2年が経過しましたので、最近の状況を報告します。現在ご利用頂いている法人は、年間利用をご利用頂いている7法人、ビジター利用が11法人、アカデミア利用が1法人、研究委託のご利用が6法人です。また最近の傾向として、昨年度は1件であった研究委託が大幅に増えたことです。また研究支援の多い装置としては、X-CT評価、分析SEM、測長SEM、接合装置、ステルスダイサー、シリコン深堀ドライエッチ、マスクレス露光装置、i線ステッパ、ホトリソ関連装置等です。なお、このような研究支援による装置のご利用は、まだ特定の装置を使った場合に限定されています。MEMSデバイスの研究やプロセス開発にMNOICの研究支援を使って頂ければ、多くの装置を平準化してご利用頂けると思います。それにはMNOICの研究支援で得た成果をアピールする、即ち実績を出していくことが重要と考えています。
 最近のトピックス等詳細は以下のブログを参照ください。
 http://beanspj.cocolog-nifty.com/mems/2013/03/mnoic-42e1.html

 第20回MEMS講習会「マイクロナノデバイス及びプロセス技術の最前線」@岡谷市 盛況の中開催される(3/5)

  2013年3月5日に長野県岡谷市にあるテクノプラザおかやで第20回MEMS講習会が開催されました。今回は長野県工業技術総合センター様に共催者としてご参加頂き、講習会の案内、会場の準備、ご講演他多大なご協力を頂き、約80名の参加者のもと盛況の中で開催することができました。
 今回の全体テーマは「マイクロナノデバイス及びプロセス技術の最前線」として主にMEMSデバイス/プロセスの開発で活躍しておられる研究者の方や企業の方、日本を代表するMEMSファンドリーの方からご講演を頂きました。 
 また休憩時間を活用してMEMSファンドリー企業のパネル展示説明会が行われ、多数の聴講者の方にその活動を知って頂きました。
 詳細は以下のブログを参照ください。
 http://beanspj.cocolog-nifty.com/mems/2013/03/20memsmems-6489.html

 グリーンセンサネットワークプロジェクト-2年間をふりかえって-

  本プロジェクトが発足して2年度が終了する。
思えば本プロジェクトはグリーンセンサネットによる電力モニタリングおよびその省エネへの応用という形でスタートした。近未来のエネルギー問題の課題解決を狙っていたが、プロジェクト直前の震災発生とそれに伴う電力危機を迎え、まさに直面する国家的課題に挑戦するテーマとなった。
 この2年の間にコンビニエンスストア2000店舗弱へグリーンセンサネットを設置し、大規模社会実験で省エネの実証を行った。また各種センサの微細化、低コスト化やセンサシステムの省エネ化等の要素技術も着実に成果を上げつつある。
 また省エネ以外の社会課題である国土強靭化、農業の競争力強化、医療等への応用の検討が始まろうとしている。微細な無線端末が社会の隅々を見守り、実り豊かな国民生活に貢献する未来社会の到来は遠くない。
 プロジェクト・リーダー 前田龍太郎

 4. BEANS総合研究会開催される(2/20)

  BEANSプロジェクトが誕生して5年近くたちましたが、その締めくくりとしての成果発表会と研究員相互の交流など諸々の思いを込めた総合研究会が2月20日に東大駒場リサーチキャンパスで開催されました。各センター長などからこれまでの研究の集大成のプリゼンテーションがあり、プロジェクト成果の大きさにあらためて驚かされました。ポスター展示では2部構成で各研究員の発表と意見交換があり、最後にプロジェクト全体を振り返っての講評がSPLの藤田博之教授からありました。
 詳細は以下のブログを参照ください。
 http://beanspj.cocolog-nifty.com/tech/2013/03/242beans-26b2.html
 

 


 ナノ・マイクロビジネス展

  毎年7月に日本で開かれる世界最大規模のMEMS関連イベントである「マイクロナノ」は、「ナノ・マイクロ ビジネス展」と改称し、内容もリニューアルします。
 ナノ・マイクロ分野における微細加工技術、デバイス、ソリューションが集積する専門見本市として改めて位置付け、本分野の活発なビジネスマッチングも支援してまいります。併せて、未来ビジネスの核となる先端技術の紹介や、ナノ・マイクロ分野の産学連携の場としてますます内容の充実を図ります。
 また、2013年ナノ・マイクロビジネス展は、中心イベントとなる展示会に加え、各種シンポジウムやセミナーなどのサテライトイベントも開催すると共に、前回に引き続きROBOTECH(次世代ロボット製造技術展)を併催します。
 
 開催期日:    2013年7月3日(水)~5日(金)
 場所:      東京ビッグサイト 東ホール
 主催:      一般財団法人マイクロマシンセンター
 オーガナイザー: メサゴ・メッセフランクフルト株式会社

 皆様におかれましては、本分野の関係者が1万人以上も足を運ぶ、訴求効果の大きいイベントでもあり、貴社等の最新の技術や新製品発表の場として、ぜひご出展の検討を頂きたく、よろしくお願いいたします。
 詳細は以下のURLを参照ください。
 http://www.micromachine.jp/
 

 マイクロマシンセンター開催セミナー

マイクロナノイノベータ人材育成プログラム第20回 MEMS講習会(3/5、岡谷市にて)
「マイクロナノデバイス及びプロセス技術の最前線」

■ 日時: 平成25年3月5日(火) 13:00~17:15  懇親会 ~18:30
■ 場所: 長野県岡谷市 「テクノプラザおかや 3階 人材育成研修室」
    〒394-0028 長野県岡谷市本町1丁目1番1号 TEL:0266-21-7000
■ 参加費: 講習会参加費  無料  /  懇親会参加費 2,000円
■ 主催/共催:(財)マイクロマシンセンター / 長野県工業技術総合センター
  開催要領・申し込みはhttp://www.mmc.or.jp/fsic/seminar/koshu-20/index.html
 

 MemsONE講習会

 MemsONEはMEMSの設計や解析を支援するシステムです(詳細はこちら)。
 MemsONEに係る講習会には、従来より実施している「MemsONE実習講座」と、昨年度より開始した人材育成用の「MEMS設計解析基礎実習」があります。「MemsONE実習講座」は、MemsONEユーザに対して操作方法や手順を指導するもので、「MEMS設計解析基礎実習」は技術者が解析ツールを活用する際の活用方法・手順・留意点等の基礎的な知識習得を支援するものです。これらの講習会は、どちらも実際にパソコン上でMemsONEを使用して操作演習を行う方式の講習会です。
 開催スケジュールと参加申込についてはこちらを参照ください。

 マイクロナノ人材育成プログラムのスケジュール

 詳細な内容、問い合わせ・申込先は../../business/innovator/
 
(1)UMEMSME-MNOICセミナー
  マイクロナノ人材育成を目的として、マイクロマシンセンターと産業技術総合研究所の共催でセミナーを開催しています。詳細はこちらを
 
(2)MEMSパークコンソーシアム
 基礎講座
  東北大学のインターネットスクール(ISTU)を活用し、e-learningによりMEMS開発に必要な企画、設計、試作、評価にかかる基礎知識を習得することができる講座です。受講料:無料 申込:随時
 MEMS集中講義
  MEMS技術の基礎的知識から各種分野のアプリケーションの応用展開まで、様々な角度からMEMS技術を収集
 試作実習
  受講生に課題(試作を希望するMEMSデバイス)を持ち込んでいただき、4インチのプロセスラインを利用してマンツーマンに近い指導で装置の原理・使い方・プロセスのノウハウを学習し、「設計→試作→評価→発表」に取り組むことにより、MEMS開発者として必要な技術を体系的に習得していただきます。
 問い合わせは事務局まで [email protected] http://www.memspc.jp

 MEMSアフィリエート関係のイベント

フランス CEA Leti 関連イベント
 OFC/NFOEC2013
 http://www.ofcnfoec.org/home/
 17-21 March 2013 Anaheim Convention Center, Anaheim, CA, USA
 
 DATE 2013
 http://www.date-conference.com/
 Mar.18-22, 2013 Grenoble, France
 
米国MEMS Industry Group関連イベント
 Sensors Expo and Conference
 http://www.sensorsmag.com/sensors-expo
 June 4-6, 2013 Donald E. Stephens Convention Center, Rosemont, IL., USA
 
◆ IMEC 関連イベント
 ITF 2013
 http://www2.imec.be/be_en//about-imec/imec-technology-forums/itf2013.html
 May 22-23, 2013 Brussels, Bergium
 
MANCEF 関連イベント 
 COMS2013
 http://www.mancef.org/coms/
 Aug.25-28, 2013 Enschede, Netherlands
 

 主要なMEMS関連国際会議

  Micromachine Summit
   日程:2013年4月22-23日
   場所:中国・上海
   URL:http://www.mms2013.org/index.html
 
  NanoKorea
   日程:2013年7月10日-12日
   場所:韓国KINTEX(Korea International Exhibition Center)
 
  MIGミーティング
   日程:2013年11月6日-8日
   場所:ナパバレー/カリフォルニア、アメリカ
 
  MEMS2014
   日程:2014年1月26日~30日
   場所:サンフランシスコ、アメリカ
   URL:http://www.mems2014.org/
 
  Transducers’2013 & Eurosensors XXVII
   日程:2013年6月16日-20日
   場所:Barcelona, Spain
   URL: http://transducers-eurosensors2013.org/
 
  COMS2013
   日程:2013年8月25日-28日
   場所:Enschede, Netherlands
   URL:http://www.mancef.org/coms/
 
  APCOT2014
   日程:2014年7月
   場所:Daegu, Korea
 
  MicroTAS 2013
   日程:2013年10月27日-31日
   場所:Freiburg, Germany
   URL: http://www.microtas2013.org/
 


 
1、2012年の経常黒字、過去最少
 財務省は、2月8日、「平成24年中国際収支状況(速報)」を公表しました。
 それによりますと、同年中の経常黒字は4.7兆円でした。これは、前年比▲51%減の値です。
 この内、「貿易収支」は5.8兆円の赤字であり、2年連続の赤字となります。また、投資収益等の「所得収支」は+14.2兆円の黒字でした。黒字幅は、昨年より+2%増加しています。
 参考:URL
 
2、10~12月期のGDP、3期連続マイナス
 内閣府は、2月14日、2012年10~12月期四半期別GDP(国内総生産)を公表しました(一次速報)。
 それによりますと、同期間における実質GDPは前期比で▲0.1%減、年率換算では▲0.4%減でした。マイナスは3四半期連続となります。
 ▲0.1%減の内訳を見ますと、内需の寄与度が+0.1%だったのに対し、外需寄与度は▲0.2%のマイナスとなっています。
 外需については、財貨・サービスの輸出が実質で▲3.7%減、輸入が▲2.3%減となっています。
 また、2012年暦年のGDPも公表しました。2012年暦年の実質GDP成長率は+1.9%、名目で+1.1%でした。この内、内需の寄与度が+2.8%だったのに対し、外需の寄与度は▲0.9%の減少となっています。なお、前年(2011年)の実質GDPは▲0.6%のマイナスでした。
 参考:URL
 
3、1月の貿易赤字、過去最大
 財務省は、2月20日、1月分の貿易統計(速報)を発表しました。
 それによりますと、1月の貿易収支(輸出額―輸入額)は▲1.6兆円の赤字でした。貿易赤字は7カ月連続です。また、赤字額は、比較可能な1979年1月以降で過去最大となりました。
 輸出額は4.8兆円(前年同月比+6%)、輸入額は6.4兆円(同+7%)でした。
 対前年同月比で輸出が増加した主な品目は、有機化合物(対前年同月比+31%)、自動車の部品(同+16%)、非鉄金属(同+39%)等となっています。一方、輸入額の増加した主な品目は、石油製品(対前年同月比+34%)、液化天然ガス(同+11%)、原粗油(同+6%)等となっています。
 参考:http://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2013_01.pdf
 
4、家計支出、2年ぶり増加
 総務省は、2月19日、平成24年平均の「家計調査報告」(速報)を公表しました。
 それによりますと、平成24年の消費支出は、総世帯の平均で24万7,651円となり対前年比で実質で0.2%の増加となりました。対前年比で増加するのは2年ぶりです。
 対前年比で増加した主な品目は、自動車等関係費(対前年比で実質+13%増)、家電等の家庭用耐久財(同+11%増)、室内装備・装飾品(同+14%増)等となっています。逆に減少した主な品目は、教養娯楽用耐久財(同▲34%減)、家賃代費(同▲7%減)、家事サービス(同▲6%減)等となっています。
 参考:http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/nen/pdf/gkyoyaku.pdf
 
5、ユーロ圏の2013年の経済成長率予測はマイナス
 欧州連合(EU)は、2月22日、域内の経済成長率の予測を公表しました。今回の予測は前回2012年11月の予測を修正したものです。
 それによりますと、2013年のユーロ圏の経済成長予測は▲0.3%のマイナスとなり、前回11月の予測である+0.1%を▲0.4%下方修正しました。
 国別に見ますと、ドイツが0.5%(前回予測から▲0.3%下方修正)、フランスが0.1%(同▲0.3%下方修正)、イタリアが▲1.0%のマイナス成長(同▲0.5%下方修正)、スペインが▲1.4%のマイナス成長(同不変)等となっています。
 EU全体の2013年の経済成長率予測は+0.1%であり、前回11月の予測から▲0.3%下方修正しています。このうち、英国は0.9%の成長予測(前回予測と同じ)となっています。
 また、2014年の成長予測は1.4%としています。
 参考:URL
 
6、月例経済報告(2月27日)
 内閣府は、2月27日、月例経済報告を発表しました。
 2月の月例経済報告では景気の基調判断について、「景気は、一部弱さが残るものの、下げ止まっている。」としています。基調判断については、8カ月ぶりに上方修正した前月に引き続き、2カ月連続で上方修正しました。
「先行きについては、当面、一部に弱さが残るものの、輸出環境の改善や経済対策、金融政策の効果などを背景に、マインドの改善にも支えられ、次第に景気回復に向かうことが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、雇用・所得環境の先行き等にも注意が必要である。」としています。
また、「政府は、日本経済を大胆に再生させるため、大震災からの復興を前進させるとともに、「経済と富の創出の好循環」へと転換し、「強い経済」を取り戻すことに全力で取り組む。円高是正、デフレからの早期脱却のため、デフレ予想を払拭するとともに、機動的・弾力的な経済財政運営により、景気の底割れを回避する。特に、最近、景気回復への期待を先取りする形で、株価の回復等も見られており、こうした改善の兆しを、適切な政策対応により景気回復につなげる。
このため、政府は、1月28日に「平成25年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」を閣議了解し、同29日に平成25年度予算(概算)を閣議決定した。また、2月26日、平成24年度補正予算が成立した。日本銀行には、2%の物価安定目標をできるだけ早期に実現すよう、大幅な金融緩和を推進することを期待する。」としています。
 参考:http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/2013/0227getsurei/main.pdf
 
7、経済産業省の主な経済指標(鉱工業指標調査:2013年1月速報分:2013年2月28日)
 経済産業省は、商鉱工業及びサービス業など幅広い分野にわたって統計調査を実施しており、それらの調査分析結果について取りまとめた統計をホームページ上に公表しています。これは鉱工業製品を生産する国内の事業所における生産、出荷、在庫に係る諸活動、製造工業の設備の稼働状況、各種設備の生産能力の動向、生産の先行き2カ月の予測の把握を行うものです。1月分の概要(速報)は以下の通りです。
 -生産は下げ止まり、一部に持ち直しの動き―
 ・今月は、生産、出荷が上昇、在庫、在庫率は低下であった。
 ・製造工業生産予測調査によると、2月、3月とも上昇を予測している。
 ・総じて見れば、生産は下げ止まり、一部に持ち直しの動きがみられる。
1月の生産・出荷・在庫動向
(1) 生産
1月の生産は、前月比1.0%の上昇と2カ月連続の上昇 (前年同月比は▲5.1%の低下)となり、指数水準は89.7(季節調整済)となった。生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、鉄鋼業、情報通信機械工業等であった。品目別にみると、モス型半導体集積回路(メモリ)、普通乗用車、駆動伝導・操縦装置部品の順に上昇に寄与している。
(2) 出荷
1月の出荷は、前月比0.1%の上昇と2カ月連続の上昇(前年同月比は▲3.4%の低下)となり、指数水準は90.4(季節調整済)となった。出荷の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、化学工業(除、医薬品)、鉄鋼業等であった。
(3)在庫
1月の在庫は、前月比▲0.5%の低下と6カ月連続の低下(前年同月比は0.9%の上昇)となり、指数水準は104.6(季節調整済み)となった。在庫の低下に寄与した業種は、電気機械工業、情報通信機械工業、化学工業(除、医薬品)等であった。
1月の在庫率は、前月比▲3.7%の低下と4カ月連続の低下(前年同月比は0.9%の上昇)となり、指数水準は121.8(季節調整済み)となった。
製造工業生産予測調査
製造工業生産予測調査によると、2月は前月比5.3%の上昇、3月は同0.3%の上昇を予想している。2月の上昇は、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、情報通信機械工業等による。3月の上昇は、一般機械工業、化学工業、鉄鋼業等による。1月の実現率は▲1.3%、2月の予測修正率は1.6%となった。
 参考:http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html
 
8、失業率は改善
 総務省は、3月1日、1月の労働力調査の結果(速報)を発表しました。
 それによりますと、1月の完全失業率(季節調整値)は4.2%でした。この値は、前月に比べて0.1ポイント低下(改善)しています。
 また、同日、厚生労働省は1月分の有効求人倍率を公表しました。1月の有効求人倍率は0.85倍でした。この値は前月に比べて0.02ポイント上昇(改善)しています。改善は3カ月連続で、リーマン・ショック前の2008年8月(0.86倍)以来の高水準になりました。
 参考:URL1 URL2
 
9、1月の消費者物価、3カ月連続で下落
 総務省は、3月1日、1月の全国の消費者物価指数を公表しました。
 生鮮食料品を除く1月の消費者物価指数は、前年同月に比べて0.2%下落しました。下落は3カ月連続です。生鮮食料品を含む総合でも0.3%下落しています。
 前年同月比で下落した主な品目は、ルームエアコン(前年同月比▲30%下落)、家庭用耐久財(同▲17%下落)、航空運賃(同▲13%下落)等となっています。一方、上昇した品目としては、電気代(同+4%)、石油製品(同+5%)等があります。
 参考:http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
 
10、10~12月期のGDP、2次速報値ではプラス
 内閣府は、3月8日、2012年10~12月期の国内総生産(GDP)の2次速報値を公表しました。今回は、前回2月14日公表の1次速報値を改定したものです。
 それによりますと、同期間におけるGDPは実質で前期比0.0%の増(年率換算で+0.2%)でした。1次速報値では▲0.1%の減でしたので、上方修正したことになります。プラス成長は3四半期ぶりとなります。1次速報値と比べて家計最終支出が0.1%上方修正されて+0.3%となったことが主な要因です。
 また、名目でも前回の1次速報値から0.1%上方修正されて、▲0.3%の減少にとどまっています。
 参考:http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
 
11、経常収支、3カ月連続で赤字
 財務省は、3月8日、1月の国際収支状況(速報)を発表しました。
 それによりますと、1月の経常収支は3,648億円の赤字でした。赤字は3カ月連続となります。また、赤字額は2012年1月の4,556億円に次いで2番目の大きさとなります。
 この内、貿易収支(輸出―輸入)は▲1.5兆円の赤字となっています。円安や原油高で原料関係の輸入額が増加していることが主な原因となっています。輸入額が増加した主な品目は石油製品(前年同月比+34%)、液化天然ガス(同+11%)、原粗油(同+6%)等となっています。
 参考:URL
 
  
 

  【BEANSプロジェクト終了等のご案内】

 技術研究組合BEANS研究所(BEANS組合)は、平成21年2月20日創立総会、平成21年3月19日設立認可及び平成21年3月24日に設立登記され、平成21年4月1日から事業を開始しました。
 BEANS組合としては、平成21年度から平成24年度までの4年間にわたり、組合員の協同による異分野融合型次世代デバイス製造技術に関する試験研究その他組合員の技術水準の向上を図るための事業を実施しました。
 事業としては、NEDO((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構)から受託した異分野融合型次世代デバイス製造技術開発プロジェクト事業及びその付帯事業です。
 本BEANSプロジェクトですが、平成25年3月20日のプロジェクト終了日までに全ての技術開発を円滑に完了する予定となっております。
 プロジェクト実施につきまして、これまで多くの関係者の皆様方にご支援・ご協力を頂きましたことを、この場を借りまして御礼申し上げます。
 また、前述のとおり、BEANSプロジェクトの完了日(平成25年3月20日)をもって所期の目的を達成する予定であり、プロジェクトの終了処理も同時並行的に円滑に進んでいることから、実施主体である技術研究組合BEANS研究所については、平成25年3月18日開催の平成24年第2回臨時総会の承認が得られた場合、解散となる予定です。
 なお、BEANS技術が我が国において一層活用されるための基盤となる組織を、一般財団法人マイクロマシンセンター MEMS協議会内に設置し、今後ともBEANSプロジェクトの成果を持続可能な形で発展させる取り組みを実施していく予定としておりますので、今後ともよろしくお願い致します。
(2013.4.1設置予定)
                  技術研究組合BEANS研究所
                  一般財団法人マイクロマシンセンター

マイクロマシンセンター  BEANS研究所  NMEMS技術研究機構
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