【定 義】 水素吸蔵合金を用いたアクチュエータ。
【解 説】 水素吸蔵合金アクチュエータは、水素吸蔵反応において合金が吸蔵・放出する水素ガスの圧力変化、または、合金の体積変化を機械的仕事に変換する。 特徴として、 1)発生力を温度により制御できる、 2)容積当たりの出力が大きい、 3)合金材料の選定により広い動作温度領域でシステム化が可能である、等が挙げられるが、応答速度が遅い等の課題がある。 開発例としては、2対のマイクロカプセル化した水素吸蔵反応圧力容器部における水素ガスを、シリコンオイルを媒体とする油圧シリンダへ導入しピストンを駆動する方式、および、外部から供給される温水と冷水により水素ガスで満たされたシリンダのピストンを駆動する方式等が開発されている。
【参考資料】 (4)(6)
【関連用語】 アクチュエータ