【定 義】 プローブと試料の間のトンネル電流を一定に保ちながらプローブをラスタ走査して、試料表面の微細形状を測定する顕微鏡。
【解 説】 極端に尖らせたプローブを固体表面1~2nmまで近づけて電圧をかけるとトンネル電流が流れる。 これを一定に保つようにプローブ位置を制御し、さらに水平方向への走査を行うと、原子スケールで表面形状を求めることができる。 この顕微鏡は、固体表面の分子を切り離したりするマイクロマニピュレーションにも応用されている。
【参考資料】 (1)(4)
【関連用語】