【定 義】 原子番号が同じで、質量数の異なる原子を同位体と呼ぶ。 この同位体のうち原子核が不安定なため放射線を放出して自然崩壊するもの。
【解 説】 エネルギー密度がけた外れに高いので、マイクロマシンでは主としてエネルギー源として注目を浴びている。 放射線を出して崩壊する過程で、多量の熱を発生するため、この熱を利用して発電したり機械的な運動に変換してマイクロマシンを動かすことができる。 基礎技術はすでに宇宙開発や人工臓器などの分野である程度完成されているが、放射性廃棄物や核拡散の問題に関連してくるため実用化には政治的困難が伴うと思われる。 またごく微量でも生体外部からその存在位置を知ることができることから、医学や生物学の分野で生理活性物質や代謝産物などのトレーサとして用いられる。
【参考資料】
【関連用語】 エネルギー源