マイクロリアクタ 【まいくろりあくた:microreactor】 

【定 義】 マイクロメータ規模の化学反応槽。

【解 説】 マイクロリアクタは,化学的プロセスにおける処理装置の一つでマイクロメータ規模の空洞状になっている。マイクロリアクタの特徴は,寸法が小さくなるにつれ温度,圧力及び濃度のこう配がきつくなり,熱伝導率,物質移動又は拡散が増加することである。例えば,寸法が1/100に減少すれば分子の拡散時間は1/10 000に短縮する。マイクロリアクタのもう一つの潜在的な利点は,反応条件の優れた制御性,高い安全性及び携帯性である。優れた制御性は,反応槽のもつ高い表面積/体積比から得られる温度の精密な制御性に起因する。マイクロリアクタの製造工程,材質及び形状は,応用例によって異なる。

【参考資料】

【関連用語】