【定 義】 微小なロボットを遠隔操作(テレオペレーション)する技術。
【解 説】 人間が微小なロボットに指令を下して微細作業を実施させるシステムが、マイクロテレオペレーションシステムである。 実際にその場に居ないのに、あたかもその場に居るように遠隔から操作するこの技術は、精密な操作が必要な遺伝子操作、細胞操作、マイクロサージェリー(microscopic surgery, microsurgery)だけでなく、従来の機械では実行不可能な微細領域における検査や補修等の微細作業にも、有効な技術である。テレオペレーションシステムの操作性はアーム制御方式に大きく依存する。 そのため、マイクロテレオペレーションシステムに特有なアーム制御方式の開発が望まれている。 特に、人間の世界とは力学的挙動が異なる微細領域の世界の物体を操作する際には、人間の世界と同等の感覚を持って遠隔操作するための制御技術が必要になる。
【参考資料】 (4)
【関連用語】