【定 義】 ゴム製シリンダ内の空気圧を調整することにより機械的仕事を行うアクチュエータ。
【解 説】 ゴム製空気圧アクチュエータは、撚りを施した合成繊維コードを網状に編んだスリーブでゴム製シリンダの外側を覆い、シリンダの両端を金具で固定した構造となっている。 ゴム製シリンダ内を加圧すると、シリンダは直径方向には膨張し軸方向には収縮するため、機械的仕事を取り出すことができる。 このタイプのアクチュエータは、同サイズのアクチュエータに比べてストロークは小さいが、軽量で大きな力を取り出せる特徴がある。 本アクチュエータをマイクロロボットの脚部へ適用して、6足歩行ロボットの試作を行った例や、人間の筋骨格運動系を模擬した駆動機構の試作例等がある。
【参考資料】 (4)(8)(15)
【関連用語】 アクチュエータ